「あははは、あのピエロの人おもしろいなー。」
シロウはサルティンをさがすのを忘れサーカスの行列に暫く釘づけになった。
「シロウ君。あのピエロのブンさん、おどけているように見えるけどね。いき別れになった娘さんを街から街へ自分だと気付かれぬようさがして巡業してるのよ。」
「えっ!そんな・・・。」
そしてシロウは気付いた。
僕がブンさんの娘さんになろう!
『えー!?!』